電気工事士見習の日記 4

今回は、電線管にネジ山を入れる作業の練習です。

ガス蒸気危険場がある特殊場所の電気工事を行う際には、通常とは違う特殊な仕様が必要となります。(防爆構造指針)

その際に必要となる電線管同士を繋げたり、ボックスを繋ぐための電線管のネジ山作りの練習です。

電工事士試験の勉強では白黒の写真だけ見て、なんじゃこりゃと思っていた道具が出てきました。電動の工具もあるようですが高価であり、ここは経費削減、できる限り人力(手動)で行います。

ネジ山のない電線管(左)にねじ切り器をセット(右)します。切り歯にあたるチェーザをうまくパイプのサイズに合わせないと、全然ネジが切れなかったり、切った後にねじ山にネジが入らない事態になるので調整が非常に難しい。

ねじ切り器のハンドルを回し、ねじ切りします。最初のひと山がうまく入るかがポイント、一番緊張するところ。うまく歯がかまず、何度も失敗しその度にパイプを切ってやり直しました。本番は現場で必要な長さに電線管を切ってからねじ切りを行うので、失敗したからといってパイプを切ってやり直す事ができません。百発百中を目指す。そのためには練習あるのみ。

防爆仕様の場合は最低でも5山以上必要です。

ねじ切り完了(左)。最後に試しにロックナットをはめてみる(右)。ここまではまれば合格ラインかな?

チェーザの取り付け位置の加減、最初の一山が抜けてしまうこと、力でいけそうでも途中オイルを差すこと、逆にオイルを差さなくてもスイスイネジ切れるようなら溝が浅すぎてネジが入らないことなど、問題が出ては調整しました。今日は5回やって5回成功。急にできなくなることもあったので、まだ安心できませんが。

そもそも聞いたこともなかった防爆仕様。このほかにもスイッチが見たこと無い形をしていたり、普段とは違います。またいろいろ勉強したいなと思います。

最後に、散々練習した切りクズです😁